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【賢い経営者はフェラーリを買ってはいけない!?
スーパーカー業界の闇】

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「フェラーリは値落ちしない」

こんな話を聞いたことはありませんか?

むしろ購入後に値段が上がると聞いたこともあるかもしれません。

 

その話の前に、あなたはフェラーリの所有にはいくらかかるのか本当のところを書きたいと思います。

弊社の488スパイダー(車体色ブラックパール)を例にとってみましょう。

2022年2月4日時点で、カーセンサー最安の個体が3273.9万円です。

こちらだと年間のローン支払額は359万7456円になります。(金利1.9%の10年ローンの場合)

これに加えて自動車税と重量税が年間ぞれぞれ66,500円と7,500円かかります。

忘れてはいけないのは駐車料金です。

車両価格が1000万円を超えるものに車両保険をかけるにはシャッター付きのガレージに停める必要があります。

そういったガレージはなかなか存在しないのとその価格も高く、月に25,000円は最低でもかかり、年間だと税込み33万円に達します。

フェラーリのパーツは非常に高く、オプションホイール4本で200万を超えたりと保険加入はマスト。またスパイダーは屋根がオープンになるモデルなので車両価格も高く、車両保険は年間40万円を下りません。

現代のフェラーリとはいえイタリア車。ドイツ車などに比べて圧倒的に故障は多いもの。フェラーリの8気筒モデルは延長保証に年間52万7120円必要です。

実はフェラーリは洗車も普通にできないのをご存知ですか?実際にkeeperlaboの車種サイズ一覧にポルシェはあってもフェラーリは記載されていません。弊社でも過去にフェラーリを洗車してくれるところがなく非常に困った経験があります。仮に月に2回純水手洗い洗車にだしたとして6,600円×24回で年間158,400円かかります。

これらを合計するとフェラーリ488スパイダーの所有にかかる費用は年間で508万6976円。

これを12で割ると月々42万3914円の計算になります。

フェラーリをたった1台所有するだけで「最低でも月に42万円」が必要なのです。

 

 

さて、「フェラーリは値落ちしない」は本当なのでしょうか?

 

結論から書きましょう。

実はそれは「本当」です。

ただし、ほとんど乗らずにガレージで飾っておき、買い手がつくまでいくらでも待てるという2つの条件を満たせばの話です。

 

フェラーリ愛好家で知られる自動車ライターの清水草一氏も、

『年間走行距離は、2000km以下。できれば1000km以下が望ましい。(中略)(それを超えたら)維持費・下取り価格の下落の両面で、多大な出費を覚悟すべきだろう。スーパーカーは乗れば乗るほどすり減る。』出典WEB CARTOP

と記事に書いています。

 

実際に知り合いのとある社長さんはご自身のフェラーリが売れるか売れないかを会うたびに気にしていました。しかも、走行距離の伸びを気にしながらいつも恐る恐る乗っているような感じでした。

 

それって本当にフェラーリを「楽しめてる」のでしょうか...?

むしろ逆に所有に縛られているのではないでしょうか。

 

【結論】

フェラーリはほとんど値落ちしません。

ただし、維持費だけで年間150万円かけて、全く乗らなければ。

 

次回

「フェラーリを買うと税務署が来る!?」

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