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【フェラーリを買うと税務署が入る!?
経費化のウソホント】

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「フェラーリは税金対策になる」

こんな話を耳にしたことはありませんか?

実のところどうなのでしょうか?

 

その答えの前に

 

フェラーリ所有者の涙ぐましい努力を、あなたは知っていますか?

 

以前もお話した通り

 

高額車両で車両保険に入る場合、

 

シャッター付など厳しい条件があります。

フェラーリを所有するには

まず車庫探しから始まるのです。

しかし車庫はすぐ見つかりません。

488スパイダーの全幅は1952㎜で

一般的なラグジュアリーセダンほど。

運転はそう難しくないのですが、

1950㎜が入るシャッター付車庫は

家の近くではまず見つかりません。

これが、1か所の駐車場に

たくさんのスーパーカーがホコリをかぶって停まっている理由です。

所有の問題はまだあります。

次はバッテリー問題。

ここで質問です。

フェラーリのバッテリーは最短どれくらいで上がるでしょうか…?

答えは『最短3日』です。

セキュリティに膨大な電力を要するフェラーリが普段ほとんど乗られていないと

こんな極端なことも起こります。

特に屋根の開くスパイダーモデルは

 

2週間でバッテリーは確実に弱ります。

純正のバッテリー充電器があると

 

思われるかもしれませんが、

 

実はあれは充電器ではありません。

厳密にはメンテナーといって、

 

バッテリーのコンディションを

 

保つ程度の機能しかないのです。

ただでさえバッテリーが上がり

 

やすいのに、メンテナーのみ。

 

賢い読者ならすでに気づいてるかもしれませんが、

 

ふつう駐車場に電源はないですよね…?

ここで挫折する人も多数。

結局、専用ガレージを建てる人も少なくありません。

フェラーリを所有するということは、

①置かせてもらえる駐車場を探し

(断られることも多い)

②毎週、自宅から離れた駐車場まで行き

(往復1時間かかることも)

③乗りたくなくても都市高などを

 1時間ほど乗らなければならない…。

 

こんなに手間のかかるものなのです。

 

しかもガソリンというものは劣化します。

石油という有機物から作られるので、

 

ガソリンは生もの。

日数が経つごとに性能が下がるのです。

 

なのでここだけの話、

 

所有者のほとんどは本調子の

 

フェラーリに乗っていません。

 

経営者の貴重な時間を使って

 

管理しなくてはならず、

クルマはいつも本調子でなく、

 

乗れば乗るほど売れなくなる

 

だから距離も走れない…。

 

これがフェラーリ所有の実態なのです。

 

雑誌GQの編集者が、

『フェラーリを所有することは、

 

つねに、さまざまな悩みや問題との

 

格闘ではないか? と、あらためて思う』

 

と書くのも不思議ではないのです。

 

 

さて、本題に入ります。

 

フェラーリは「税金対策になる」のでしょうか?

 

その答えは…

 

 

 

 

「フェラーリは税金対策に使えません」

 

 

 

 

国税や税務署ににらまれ、

 

調査に入られ追徴税などを

 

払うつもりなら可能です。

 

 

2ドアで3000万円を超える

 

クルマを社用車にしていると、

 

税務調査リストでは上の方に

 

来てしまうことでしょう。

 

 

フェラーリで通勤に使うのは、

 

値落ちを考えると得策とはいえません。

 

 

税理士や会計士さんに

 

フェラーリ購入を相談してみてください。

きっと難色を示すでしょう。

示さなければそれはそれで問題かもしれません。(※)

ちなみに税務署は

 

追徴課税を大きくするために泳がせるとも。

日経新聞出版からも

 

「税務署は3年泳がせる。」

 

という本が出ています。

あの異様に羽振りのいい社長は泳がされてるだけかもしれません…。

これがフェラーリを買ったら税務署が喜ぶといった理由です。

【結論】

 

フェラーリの所有はハードルが高く、

買っても節税にならない。

次回

フェラーリには今後もう乗れなくなる!?

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